こんにちは!まぶです!
本日(2021年11月11日)にTOMIXの新製品発表がありました。なんと、誰も予想だにしていなかったDD51形ラストラン時の2080レが『97944:特別企画品 JR DD51形(愛知機関区・さよなら貨物列車)セット』として丸々製品化されることが発表されましたよ。
ラストラン時にヘッドマークを装着したDD51を単品で製品化する、というのではなく2080レの16両のコンテナ車・積載コンテナもしっかりと製品化するんだから驚きです。
過去にも編成丸々というのは苅田港のコンテナ貨物列車や、紀勢本線の貨物列車でありましたが、あちらは割とモノクラスな積載コンテナでした。
今回はUH17Aホッパコンテナや形態の異なる20ftのISOタンクコンテナに加えて、なんとUT3C・EL硝酸専用タンクコンテナまで製品化されます。いやー、コンテナ好きにはたまらないセットに仕上がっていますね。
みなさんが気になるのは、やはり積載コンテナの番号だと思うので、この記事では一覧表としてまとめてあります。
DD51形については触れませんので、製品の詳しい仕様については、ぜひぜひ公式ページをご覧ください。
2021年11月11日 2080レ(四日市 – 名古屋貨物ターミナル)の列車編成
2021年3月12日 2080レ(四日市駅 – 名古屋貨物ターミナル駅)の列車編成は次のとおりです。この日のけん引機には愛知機関区所属のDD51-1801が充当されています。
号車 | コンテナ車 | JRF | 突放禁止 | コンテナ番号 |
---|---|---|---|---|
1 | コキ104-1106 | | × | ◯ | 19D-20613 19D-48248 19D-49580 19D-51762 19D-49734 |
2 | | コキ107-68 | × | ◯ | 19D-44528 19D-47376 19D-42363 19D-51988 19D-30646 |
3 | コキ107-725 | | ◯ | ◯ | 19D-44335 19D-48980 19D-40611 19D-35381 19D-19863 |
4 | コキ104-429 | | × | ◯ | 19D-51491 19D-40954 20D-2262 19D-40910 19D-32429 |
5 | コキ104-210 | | × | ◯ | 20D-7170 19D-51440 19D-38481 19D-46137 19D-43082 |
6 | | コキ106-1084 | × | ◯ | 20D-6307 20D-1206 20D-2991 20D-3807 20D-1604 |
7 | コキ107-1710 | | × | × | 19D-35172 19G-16133 19G-7909 V19C-978 V19C-1410 |
8 | コキ106-615 | | × | ◯ | V19C-3407 V19C-350 20D-2735 19G-9631 19G-7952 |
9 | | コキ104-53 | × | ◯ | 19G-19033 19D-80646 U19A-56 19D-48959 19D-49540 |
10 | コキ107-2014 | | × | × | 19G-5392 V19C-4411 19D-40493 19D-11260 19D-80645 |
11 | | コキ104-2745 | ◯ | ◯ | UH17A-5134 22NJ ポリスチレン専用 19D-30059 20G-1176 20G-257 |
12 | | コキ104-2060 | × | ◯ | V19C-373 19D-46590 19D-20857 V19C-5726 V19C-2731 |
13 | | コキ200-66 | ◯ | ◯ | NRSU 144025 4 20T6 過酸化水素専用 NRSU 144021 2 20T6 過酸化水素専用 |
14 | コキ200-46 | | × | ◯ | NRSU 341084 0 2276 KYS7030専用 MLIU 180502 6 20K2 ソルライトKIP専用 UT11K-95125 |
15 | | コキ107-514 | ◯ | ◯ | UH17A-5140 22NJ ポリスチレン専用 JOTU 371213 9 20K2 1.4ブタンジオール専用 UT11K-95109 UH17A-5113 22NJ ポリスチレン専用 |
16 | | コキ106-997 | ◯ | ◯ | V19C-7685 20D-3983 UT3C-22 EL硝酸専用 NRSU 381057 4 アセトン専用 |
製品化にあたっての特徴
バリエーション豊かな新規製作のコンテナ
「ボクの考えた最強の貨物列車」を手元で組み上げたいとき、どうしても不足してしまうのはタンクコンテナですよね!?
ここ5年ほどで各メーカーからISO規格(22T6)のタンクコンテナが製品化されるようになって、だいぶカラフルなタンクコンテナを積んだ列車も再現できるようになりました。しかしながら、色は変わっても形のバリエーションがまだまだ足りないと感じているところ。
そんな中、今回のセット品では、UT3C・UT11K(2種類)・ISO規格20ftタンクコンテナ2種類の合計5種類ものタンクコンテナが新規製作されます。さらにUH17A形ホッパコンテナも新規製作ということで、合計6種類ものコンテナが新たにバリエーションに加わることに。
コンテナ好きとして一番嬉しいのは、UT3Cの製品化ですね。12ftのタンクコンテナということで編成にちょこっと1つ載せるだけでもかなりいいアクセントになります。
是非とも、TOMIXさんにはこの流れで本当にどのエリアの貨物列車に積載しても不自然さがないUT5AやUT5Cをどかどかと製品化して欲しいところですね。期待しています。
タイプの異なる2種類のUT11Kを新規製作
UT11Kについては、
- MLIU 180502 6 20K2 ソルライトKIP専用 UT11K-95125
- JOTU 371213 9 20K2 1.4ブタンジオール専用 UT11K-95109
の2種類が新規製作されます。
ソルライトKIP専用と1.4ブタンジオール専用と少しマイナーな積載品目ですが、形状違いの2種類ということで編成のいいアクセントになってくれること間違いなし!
特にUT11K-95109の方はピンク色の枠をした20K2タイプのISO規格タンクコンテナなので、積載品目の標記に目をつぶればかなり多くの貨物列車の再現に使うことができます。
ボクの住んでいる秋田地区でも見かける、「メチオニンヒドロキシアナログ専用」「環境配慮形クレオソート油専用」「紙薬剤溶液専用」なんかはこのタイプです。

スリムなタンク体とゴツゴツしたフレームのISOタンクコンテナも新規製作!
ISO規格20フィートタンクコンテナのうち2種類と書いてあるので、残った
- NRSU 144025 4 20T6 過酸化水素専用
- NRSU 144021 2 20T6 過酸化水素専用
- NRSU 341084 0 2276 KYS7030専用
- NRSU 381057 4 アセトン専用
のうち、どの2種類を新規製作するのか続報を待ちたいところ。
『NRSU 144025 4 20T 過酸化水素専用』だけは手元に画像がありました。

この過酸化水素専用の1と2については同タイプなので、実質的には3種類のうちから2種類ということになりますね。おそらく、1・2と3を新規製作して4は『3175:私有 ISO20ftタンクコンテナ(フレームタイプ・日本石油輸送・グリーン・2個入)』を塗装変更で流用するのではないかと考えていますが、どうでしょうか。
過酸化水素専用のタンクコンテナはタンク体がちょっと小さいので積載を考えると製品化に難しさがある感じもします。ただ、やはり編成中に2つも載っているタンクコンテナを新規で作らないわけにはいかないと思いますね。
「NRSU 341084 0 2276 KYS7030専用」は初期のISOタンクコンテナ特有のガッチリとしたフレームが面白いですから、これは新規製作で外すわけにはいかないでしょう。
UH17A形ポリスチレン専用コンテナを新規製作!
ついついタンクコンテナに目がいきがちですが、新型UH17Aが製品化されるのも嬉しくてたまりません。もうずっとニヤニヤしています。
これがあると水島臨海鉄道の貨物列車なんかの再現もできるようになってきます。実車での運用区間は四日市を中心に倉敷エリアと常磐線エリア間と限定的ですが待ち侘びていた人もかなり多いでしょう。
一応、U19A-56もTOMIXでは初の製品化となることにここで一言だけ触れておきます。
いずれにせよ、16両のコンテナ車を買うとおまけでDD51形が付いてくるセットになっているのは間違いありません。
コキ104・106・107・200形
各種コンテナ車はあらかじめ車番印刷済みで製品化される予定です。当然のことながらすべて番号違いとなるので、やっぱりコンテナ車の番号にもバリエーションが欲しいなあという方には嬉しいポイントですね。
また、側面の「JRF」マークと突放禁止標記は実車に合わせて有無が再現されるようです。こちらも側面から見た際に編成のアクセントになるので、重要なポイント。
上の表では標記の有無も併記してあるので、気になる方はあわせてご確認ください。
まとめ
2021年5月発売予定の『97944:特別企画品 JR DD51形(愛知機関区・さよなら貨物列車)セット』について、コンテナ車・コンテナを中心にざっくりとまとめました。
インフレの足音が聞こえてくる中で、果たして本当に予価64,900円(税込)で発売されるのか、という不安もあります。ただ、貨物列車好きなら間違いなく抑えておきたいセットになっているのは間違いありません。
コンテナ車16両、それもほぼほぼ編成後半の6両だけで50,000円くらいするセットに仕上がっていると思うので、中古・フリマ市場には大量のDD51形が放出されることになるでしょう(笑)
特別企画品ということで再販もないでしょうし、コンテナ目当てに1セットだけでも抑えておくというのもアリだと思います。
続報を待ちつつ、必要なセット数と口座残高と睨めっこする日が続きそうです(汗)
それでは、まぶでした!
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